洗濯用水栓にご注意を!
2006年 07月 07日
状況の連絡では、「アパートの2階に住む住民から連絡があり、帰宅してみると1階のお宅の玄関から水が滝のように漏れている」とのことでした。
早速現場へ駆けつけてみますと、ジャージャーと部屋の中から水の流れる音とともに、玄関から水が滝のように流れています。玄関の呼び鈴を鳴らしてみましたが、家の方は出てきません。
↑玄関から流れる水。とりあえず、水道メーターを締めさせてもらいました。
水の流れる音は止み、水も段々と引いてきます。家の周囲をぐるっとまわり、家の中の気配をうかがいましたが、不在のようです。しばらく、様子を見ていると、交番のおまわりさんや、消防署の方が、近所の方からの通報で駆けつけてきました。
↑家の周りを見回すと、家全体に水が回ってしまっているのが分かります。
状況を説明し、アパートの管理会社も電話を掛けて見ましたが、深夜ということもあり留守番電話です。「家の中に入れないんじゃしょうがないな・・」、ということで、30分くらい色々と協議しておりましたが、「ポストに帰宅されたら、ご連絡下さい」と書置きをして、その日は引き上げることにしました。
翌日、アパートの管理会社の方にご連絡をしましたが、まだ住民の方は帰ってきていないとのことでした。とりあえず、後の処理はアパートの管理の方にお願いしておりました。
あれからだいぶ日も経っていたので、もうすっかり事件は済んだものと思っておりましたが、今日になって住民の方から私宛に電話がありました。
「置手紙があって、水が漏れたということでしたが・・・」私は、すっかり忘れていた現場を思い出してその時のことを説明し、お客様に納得していただけました。お話しを聞くと、しばらく家を留守にして、実家に戻っていたそうです。その間に、アパートの管理会社から電話で連絡は受けたが、なかなか戻れず今日になって家に帰ってびっくり!だったようです。
この時期に水に濡れてしまった家具類、三週間経つとどうなるか想像できますか?お客様のお話では、家中がカビだらけで全く人が住めるような状況ではないそうです。
皆さんも、洗濯水栓はこまめに締めて外出するようにお願いします。最近では、緊急閉止機能付きの洗濯水栓も各メーカーから発売されています。これは、万が一蛇口から洗濯機のホースが外れてしまった場合に、自動でその水栓の水が止まる機構のものです。
忘れっぽい方にはぜひお勧めです!!詳しくはお問合せ下さい。