地下の汚水槽から溢れ出しました!
2006年 01月 18日
↑マンホールを空けるとそこは満水の汚水が・・。
これでは、この汚水槽がどのくらいの大きさで、何が原因で排水が詰まってしまったのかがわかりません。とりあえず工事用の水中ポンプで汲み上げますが、一行に埒が明きません。
こんな場合に考えられる原因は、
①流出側のパイプが詰まってしまった。
②汚水をくみ上げる排水ポンプの詰まりや、故障。
が、考えられます。汚水ポンプの電源盤を探し、まさかブレーカーでも落ちていないかを確認しました。案の定、ブレーカーが落ちています。うまくいけば、ブレーカーを入れ直してポンプが作動すれば排水が出来ますが、電源を入れてもまた落ちてしまいます。
どうやら排水ポンプが何らかの故障や、漏電が起きている可能性があります。
仕方が無いので、相模原市内の協力業者よりバキュームカーを緊急で手配。一気に吸い上げてもらうことにしました。
およそ20分くらいで、あっという間に吸い上げました。思ったより、汚水槽は小さかったようです。
↑底が見えてきた、汚水槽。
きれいに槽内を掃除してもらって問題の汚水ポンプの点検です。チェックしてみると、ポンプの羽に髪の毛や、ゴム類がびっしりと絡み付いています。これではさすがの汚水用ポンプでも回ることが出来ません。
分解してきれいに取り除いてあげると、ポンプは勢い良く回りました。こういった汚水槽は、4ヶ月、もしくは半年に一度程度でもいいので定期的に汲み取り、点検清掃をすることをお勧めします。東京の歌舞伎町などの雑居ビルでは、この汚水槽から硫化水素が発生し、一種の公害問題にまでなっているそうです。