小池設備はなぜ水道工事店なのか?
2011年 02月 25日
「なんで、水道屋さんになったの?」親父はその問いにこう答えました。
「電気屋さんじゃぁ、万が一変な工事をしたら感電しちゃったり、火事になったりするだろ?ガス屋さんも、住んでいる人がガス中毒で死んじゃうかもしれない・・・。その点、水道は水が漏れてもまさか漏れた水でおぼれちゃうほど漏れることはないだろうと思ったんだ(笑)」
いま考えると笑っちゃうような理由です。本当の理由は知りませんが、「お客様の生命、財産に万が一があってはならない。」そのリスクが少なそうに見えたのが、水道工事店だったようです。
2~3年前に現場で、とある電気屋さんに「あなた、小池設備の社長さん?」と話しかけられました。
「俺、実は若い頃小池さん(先代の社長)を『電気屋にならないか?』って誘ったことがあったんだよ。」
え~!?って感じの話でしたが、その方からも「小池さんはしばらく考えさせてくれって言って、結局は断られたなぁ・・水道屋になろうか悩んでいる頃だった。結局は、その判断が小池さんにとって良かったんだろうな」と感慨深げにお話してくれたことがありました。
仕事を始めるきっかけはいろいろですが、今から30年ほど前の話です。その頃は、建築ラッシュで「やればやっただけお金になった」といいます。
やればやっただけお金にはならない時代になりましたが、親父の判断は、いまでも間違っていなかったと思います。